■はじめに
このコラム集では
「いかに効率よく上達するか」
の考え方、行動の仕方、練習の仕方を、説明していきます。
無駄なことは1つも言わないつもりです。
多くのゴルファーは、一生懸命に練習しています。
上達したいと願い、体を気づかい、そして少なくない投資をして、練習をしています。
また、安くはないゴルフクラブ、プレー代を支払ってでも、ゴルフを楽しみたいと思っているはずです。
少し評判の良いクラブが出ると、ちょっと前に数万円で購入した高価なドライバーを手放してでも、入手してしまいます。
そこまで打ち込めるゴルフの魅力はすさまじいと感じます。
しかし、その情熱を裏腹に、ゴルフというものはなかなか成果が上がらない。
それどころか、下手になることさえある。
ムキになって練習すれば、怪我もしてしまう。
ゴルフもできなくなる。本末転倒です。
なぜ、多くのゴルファーは、なかなか上達しないのか。
それは、ゴルフ業界の「情報」に問題があると感じています。
多くのゴルフ雑誌のレッスン記事は、主張がコロリと変わることがあります。
「これからはボディーターンが良い!」
「ボディーターンよりもリストターンの方がヘッドが走って飛ぶ!」
「左の壁を作って、クラブヘッドをターンさせろ!」
「最近のクラブはヘッドターンさせにくい!壁を作らず、回転で打て!」
などなど・・・
まじめに読んで実践していたら混乱します。
何が正しいのか分からなくなり、どうすれば良いのか分からなくなります。
これでは、上達のしようがありません。
ゴルフ雑誌の使命は、発行部数を増やし、広告収入をアップさせることです。
ゴルファーを上達させることではありません。
興味を持たせるため、毎度、さまざまな情報を提供しているに過ぎません。
どの情報を選ぶか、読者に委ねられます。
しかし、どの情報を選ぶと良いか、チョイスできるほどの目が一般的なアマチュアゴルファーにはありません。それは当然のことです。
そもそも、上手いアマチュアは、ほとんどゴルフ雑誌のレッスン記事をまともに読みません。
参考程度にしかしません。
自分に活用できるかどうか、見極める目もあります。
これでは、上手いゴルファーと、そうではないゴルファーの差は開くばかりです。
膨大な練習をすれば、だれでも上手くなれるでしょう。
しかし、多くのゴルファーは、それは許されません。
ならば、
「圧倒的に、効率よく上達できる方法」
を知る必要があります。
このコラム集では、そのヒントを公開していきます。
私がさまざまな経験から構築した独自の「倉木理論」をぜひ参考にして欲しいと思います。